97年12月のある日、近所のホームセンターに行った時のこと。入り口にかわいい魚が3匹づつ入った小さな瓶が並んでいた。それを見たあーちゃんが気に入ってしまい、手離さない。店頭で大騒ぎされ、クリスマスが近かったこと&夫にそのくらい買ってやれば!?とケチ度?を批判されたこともあって買ってあげることにした。この瓶に入っていた魚が赤ヒレであると後に知る。
餌はついていたが、ほんの少量。なくなる前に同じ餌を買わなくてはまずいのだろうと、そのままペットショップへ。熱帯魚なので特別な餌?と思っていたらこの魚はパンくずでもいいですよ。の言葉に一瞬びっくり!なんだ、熱帯魚って金魚と大差はないのね、と思いつつ餌を手にした後、瓶ではかわいそうだと思い、チラリと金魚鉢を見に行ったのが運のツキだった。
金魚鉢は、かわいい形だけれど、どうも何かの拍子にひっくりかえりそうな気がする。夫がその近くにあった限定5個の18L入りの六角形の水槽セットを見てあれがデザイン的にもいいと言い出した。最後の2個が残っていた。低層フィルタータイプのもので、エアーポンプ、サーモスタットがついて8800円。そんなお金があるのなら2頭の犬のフードを買ったほうがマシだと思った。
がー、店員さんに、この水槽ならいろいろな熱帯魚が飼えると言われ夫はますます乗り気。いろいろな魚を前にしてしまうと、確かにチラリと見るだけならきれいだ。あーちやんのお友達のせいちゃんの家でも熱帯魚を飼っている、わからなかったら聞けるだろうという思いもあり、結局その水槽とその中で飼える種類の魚、何匹くらい水槽に入れられるのか等を店員さんに聞きながら、ネオンテトラ10匹、ロージーテトラ5匹、底に敷く水色のきれいな砂利を買って(夫に買わされて?)しまった。わたしは、絶対魚に関してタッチしないと言いつつ、お店の人が飼い方を教えてくれていれている時、質問したりして真剣に聞いていたのは何故かわたしだった・・・。
ペットショップの帰り、井戸水をもらいに夫の実家に寄る。時間的にタイミングよく?両親は夕食準備のちょっと前で、水槽設置のあと皆で食事に行く事となる。家に着き、水を運んでくれた義父と夫がふたりで早速水槽の準備。てっきりその時は水槽の準備だけ終わらせ食事から帰って水温が適温に上がってから魚を入れるのかと思いきや・・・。
水槽は洗わずそのまま水を入れ魚を一気に入れてしまった。(おーい!水槽ははじめに洗うように、水温が適温になってから入れるように言われただろ−!)慌てたわたしが、そう言う前に(確か水温9度だった)水に入れた途端魚達は死んだようになってしまった。
あ〜ぁ〜、一瞬のうちに全部の魚が・・・。かわいそうに・・・我が家に来たばかりに・・・。幸い瓶の中のアカヒレはまだ移していなかったので助かった。しかし、亡骸も自分で取り出してくれるのだろうか?不安が過ぎった。生きている魚を見るのはまだしも死んだ魚は見られない私。・・・が、夫は空腹を先に満たしたかったようで、その魚をそのままにして食事に行った。
帰ると、小さな水槽のせいか、水温は既に適温。魚も半分以上生き返って?いた。ほら、見ろ!あれくらい大丈夫なんだよ。夫はそう言ったが・・・魚はショック状態だったんでしょーが・・・大丈夫とは言えんぞ・・・きっと〜。
その後の魚の世話は、案の定、わたしの担当となってしまう。餌くらいは与えられるが水槽の魚を見たあとは、気持ちが悪くて焼き魚など作る気にならない。
だーかーらー!熱帯魚なんてやめて欲しかった!!
死んだようになった魚も翌朝には、無事みんな元気になったが数日たってくると、ネオンテトラの身体に白いポツンとしたものが出来てきた。なんだろう?と思っていると、次々とネオンテトラが死んでいく。
10日くらいたつと、底に糞がだいぶたまってきた。お店で2週間に1回の掃除と言われていたので、JUST2週間たたないと掃除はしてはいけないと思い込んでいたわたしは、その頃にはさぞかし掃除のし甲斐があると思って見ていた。が、今度はロージーテトラに白い点がつきはじめ、次々と亡くなっていった。
これはやはり病気だと思い、その日のうちに魚を購入したペットショップに行ったのだが、その日は魚担当の人がお休みの日でわかる人が誰もいなかった。皆で、散々魚の薬の説明書きをくらべ、これならいいのでは?と出してくれた薬が水がブルーになるという薬。さっそくそれを購入した。
これを入れたら水槽の中の魚がまったく見えない。何せこの水槽にはライトがついていない。たまたま購入時、それにも使えるサイズというライトは品切れだったので、買わなかったのだ。
結局赤ヒレ以外の魚が全滅した。そんな魚を立て続けに見てしまったわたしは、気持ちが悪くなって、それからしばらく魚が食卓にあがることはなかった。
今にして思うと、やはり最初に低温の水槽に魚を入れた事、小さな水槽で沢山の魚を飼っていたにも関わらず、水替えを2週間しないなんて信じられないような話しだが、初心者の頃は、こんなこともわからなかったのであった。
