
99年1〜5月
この頃、あーちゃんはのりが好きで、ふたりにはよくのりをあげていた覚えがある。しかし、何をあげるにもあーちゃんだけロージーだけというわけにはいかず、ロージーはずっとダイエット中だったこともあり、この当時ダイエットおやつの?のりを欠かすことはできなかった程。もともとロージーはのり、ハーブなどの健康食品系?も好物で、おやつ代わりによく与えていた。我が家の庭には、しそがたくさんあり、しその葉がなる時期にロージーを庭に放すとずっとしその葉を食べているほどだった。
元々食の細いあーちゃんは、あげたものでも全部食べないこともあり、気がつくとロージーにあげてしまっていたりする。ちょくちょくいろんな食べ物をもらっているロージーは、あーちゃんが食べ物を食べている時はそばから離れない。たまに、あーちゃんが食べ物を持っている手がロージーのいる側で、あーちゃんが食べ物を口から離し、手を下ろそうものなら、自分にくれたものと思い、パクリ!あげようと思っていないものを食べられた時のあーちゃんはロージーの毛をつかみ、ギューっと引っ張ってコラー!と怒ったりしている姿は見ていても怖い!!ロージーに逃げられると追いかけて行って文句を言う。ひどい時には、言葉が出ずに、そばにある物をロージーに投げつける!!そうなると、ロージーは慌ててわたしのところに逃げてくる。あーちゃんも食べられちゃったー!と泣きながらやってくる。一応ロージーが悪い!!お前があーちゃんの食べ物を食べちゃうからでしょ!と叱る。が、あーちゃんにも、いつもそうやって食べ物をロージーにあげているからこういう時に食べられちゃうの!と叱る。そんな時、ロージーはなんで怒るの〜という感じでわたしから数歩離れたところでいつもお座りをする。あーちゃんは、あーちゃんで被害者はわたしだ!と言わんばかりに、ロージーに大きな声でコラー!の連発が始まる。結局最後は、あーちゃんに、今度はロージーに食べられないように!と言い聞かせおやつをあげ、1件落着するわけだが、翌日にはまた同じことが繰り返されることも度々。ケンカはしょっちゅうだったが、それでもいつも一緒のふたりだった。特にテレビで刑事犬カールという番組が始まると、あーちゃんはロージーをカールにしてしまう。名前もカール、そしてカールと同じことをさせようとするからロージーはたまらない。その30分は、この番組のダイスキなあーちゃんにとっては最高の時間だったようだがロージーは、迷惑そうに逃げ回る時間だった。
また、自分に不利なことが起こると、それをロージーのせいにしたりと知能犯的なことも増えてきた。これは、兄弟の上の子が、まだ口の聞けない下の子のせいにするという話しを聞くが、きっとこれと一緒なのだろう・・・。
99年6月
ある日、近所のスーパーに買い物に行くと店頭にまだ青かったが、なかなか立派なほうずきが売られていた。たまには※青いほうずきから育てるのもいいかな?と思い買って来たのだが、ちょうど雨続きの梅雨だった。買って来たばかりで雨にさらすのはかわいそうな気がして、室内に置きっぱなしにした。夜、わたしの誕生日が近かったこともあり、外で食事することとなり、出かけたのだが帰ってくると、ロージーの嘔吐と下痢のあと。更に、下痢は血便、しかもわたしたちが帰ったあとも何度もしている。ロージーの血便は今回がはじめてではない。急性腸炎にかかりやすい子で、血便は少々見なれていたため、ロージーにブツブツ文句を言いながら掃除をした。今回は精神的なものからとは考えられない。何を食べたか家中のものを捜すと、ほうずきの葉を食べた後がある。ほうずきの葉で下痢になるとは考えられなかったが、とりあえず胃腸薬を飲ませ様子を見たが血便は治らない。
最近、近くの動物病院からちょっと離れた病院に変え、かかりはじめた時でロージーを連れて行こう思ったが、歩いて行くと30分近くかかる。血便が出ているのに、そんなに歩かせるのもかわいそうで、とりあえず便を持って病院へ。どうも、ほうずきの葉を食べてからおかしくなったようだと検査の前に先生に伝えたが、以外な回答が先生からあった。「中毒の症状ですね。」そう言われて、その便の特徴を説明された。驚いた。散歩中に除草剤等まいた葉がからだに触っても体質的なもので、そういう症状になってしまう子、全然平気な子がいるが、もともと胃腸の弱い子だったら、口にすれば中毒になる可能性は有り得ます。とのこと。ただ、大きな子は8才になると心臓の病気も考えられるとの事、いろいろ症状を聞かれたが、こちらに該当する症状はなかった。重症の部類に入るとは言われたものの、生死に関わるなどという言葉もなかったし、ロージーもそこそこ元気だ。病院で出された薬を飲みはじめたのだし数日すれば直ると軽い気持ちだった。
家では、普段よりつらそうだったが、ベランダに出てあーちゃんと一緒にいたり夫と室内で鬼ごっこ等もしていたのに、4日後の朝起きた時には、手足が冷たくなって起き上がれなくなっていた。前日まであんなに元気だったのに、まさか死んでしまうなんて思いもしなかったのだが、その日の午後1時40分、静かに息を引きとってしまった。死の4時間程前から、わたしがそばで身体を触るのをやめると、不安だったのだろうか・・・すごい剣幕で悲鳴のような声をあげ、なんとか動く前足を少し持ち上げて触って、の合図をする。とにかくどこかを触ってあげていれば気が済むのか、大人しくなる。。午後1時半ころちょっとその場を離れた。ロージーも手を放しても鳴かなかった。そのほんの数分の間に天国へ行ってしまった。あと10分、なんで触ってあげなかったのか、今でもひどい後悔の念にさらされている。
ロージーの亡骸に抱きついて謝りながら泣いているわたしを見てあーちゃんもロージーが今までと違うことに気づいたのかもしれない・・・が、第一声が腐ってる・・・だった・・・。この言葉はあまりにショックだった。それまで腐っているという言葉をあーちゃんの口から聞いたことなどなかったからなおさらだ。その後、古い食料品等を前にすると腐っているというようになったのだが、わたしとしてはちょっと複雑だ。その後、数日はロージーのことを一切口にしなくなったあーちゃんだった。
※青いほうずき=その後、わかったことだが、青いほうずき(実)というのは、じゃがいもの芽と同じ成分の毒が含まれていることがわかった。ただ、ロージーが食べたのは葉のみだったのだが、残念ながら葉のほうの毒性はわからなかった。ただ、ほうずきは虫がつきやすいので、出荷前に多めの農薬をつけていることもあるという話しも聴いた。植物は購入後一週間は生き物に近づけないようにしたほうがいいらしい。
また、友人宅の犬はシクラメンを食べて急性腸炎になり、下痢が数週間続いたと聞いた。こういう例をご存知の方は、ご一報下されば幸いです。ある程度たまったら、一覧にしたいと思っています。
99年夏
ロージーが亡くなってからしばらくすると、またロージー、ロージーと言っていたあーちゃんも次第に口にしなくなってきた。それまで、ロージーと一緒なら、わたしが30分以上買い物に出てもいってらっしゃい、と行かせてくれたのが、わたしが黙ってポストに郵便物を取りに行くだけでも悲鳴をあげて追いかけてくる程、まったくひとりでいられない状態になってしまった。それまで、ジュピターの散歩の時はロージーとふたりでお留守番をしていたのが、ジュピターは怖いけれど、ついて来る。。。が、ジュピターがちょっとでも寄って来ようものなら悲鳴をあげるで、夕方の徒歩での散歩は、わたしもジュピターも単に疲れるだけの散歩となった。歩く速度もあーちゃんに合わせるようになり、ジュピターもちょっと不服のご様子!
99年秋
ある日、突然うさぎのルビーがいなくなり、あーちゃんにとって姉妹だったロージーに続き、唯一ペットとしてかわいがれる立場にあったルビーまでもがいなくなってしまった。室内から動物がいなくなり、夜、相手をするものがいなくなったあーちゃんが精神的にまた不安定になってしまった。わたしにべったりが以前以上にひどくなった気さえする・・・がそれと同時にだいぶジュピターに慣れて来た、と言ってもリードをつけている時のジュピターに。。。夕方の散歩の途中近くの公園でたまに訓練をすると「カールだ!」(テレビの刑事犬カールが大好きなあーちゃん)と言って喜ぶようにはなった。紐なし脚足行進をすると、ジュピターの隣を歩きたがる。そのうち、散歩の帰りに家から100メートルくらい離れたところからは、ジュピターのリードを離して脚足行進をさせるのが習慣となっていったが、あーちゃんの脇にジュピターを付かせるのがなかなか難しい。結局、最後はわたしの脇に付かせてしまうのだが、それでもあーちゃんは納得してくれるので助かる。こんなことであーちゃんがジュピターを好きになってくれればお安いものだ(笑)
しかし、散歩から帰り、1歩門を入ると途端にジュピターを怖がりだし、大泣きしてしまう始末。いったいいつになったら庭であーちゃんとジュピターが一緒に遊ぶ光景を見られる時が来るのだろうか・・・。
ジュピターとのことも気がかりだったが、1番の気がかりは、来春から行く幼稚園だ。面接時もわたしからまったく離れられず、他の子達は先生と一緒にお遊びをするのに、あーちゃんは行かない。挙句に泣き出しそうになったりで、まだ幼稚園に入る前から先生方には目をつけられてしまった。こんなにわたしべったりになってしまってどうしたものか。ロージーに続いてわたしまでいなくなってしまうとでも思っているのだろうか???
99年冬
今年もまた年賀状の季節だ・・・。今年はあまり相性がいいとは言えないふたりでの写真撮影となる。ある晴れた日、庭で写真を撮ろうとジュピターにリードをつけてあーちゃんに持たせようとしても怖がって持とうとしない。写真をとられるのが大好きなあーちゃんなので、ジュピターと写真をとってあげるからと言い聞かせ、なんとかリードを持つがちょっとでもジュピターが自分のほうを向くとリードを離して逃げてしまう始末。仕方なくジュピターからリードをはずしての撮影。隣にいることをなんとかちょっとづつ慣らせ数枚とったが結果はーーー。あーちゃんの顔がどれも引きつっている。ジュピターもな〜んか好き勝手している写真ばかり・・・。1番のお姉さんの抜けた穴は大きかった・・・。きっと、天国でこの光景を見ていたロージーは、まったく、わたしがいないと写真もろくに撮れないのね、と呆れ顔だった事だろう。子育ても、ジュピターのお相手も殆どのことをロージーにまかせっきりだったわたしなので、ロージーがいなくなって困ることは山ほどある。
あ〜、それにしてもこんな写真を年賀状にしていいのだろうか・・・。
