いろいろな不安

振りかえると・・・・(妊娠〜出産直後)

<妊娠>

ペットを飼った時から言われ続けていたし、予想はしていたことだが妊娠がわかると今まで以上に室内にいるロージーへの風当たりが強くなった。と言ってもロージーに向かって文句を言うわけではなく、わたし達に対してロージーを外飼いにするよう顔を合わせれば説得?されたものだった。

けれど、わたし達としては、子供ができる前から雑誌等で集めた限りの情報ではあったが、それらを見る限りでは特に心配事もなかったし、子供が出来てもロージーを外飼いするつもりなど毛頭なかった。周りが心配していたのは、病気よりも犬に噛まれてしまうことであった。しかし、一般的に心配されるのは、アトピー等の病気のほうが多いようだ。これは、どこかで聞いたか読んだかした内容なので、はっきりそうとはいいきれないし、また、間違っているかもしれないことなので、ここで書くべき内容ではないのかもしれないけれど、ペットのにいる家庭の場合、母親の身体にはある程度抗体?ができあがっているためだったか、母親からそれらの免疫をもらっているため、多少の差なのかもしれないけれど、生れてくる子供がアトピー等の病気にかかりにくいというような話し。そんなこともあって&そういう病気を持っている人が身内にいなかったことなどで、我が家の場合は病気よりも噛まれることを心配されたのだろう。

妊婦には散歩が良いと言うし、妊娠がわかってからロージーをお伴に毎日1時間くらいは外をふらふらしていたものだった。当時のこのあたりは、家が僅かに数えられるほどしかなく、見晴らしがとてもいい。犬をノーリードで散歩していても、車は勿論、人に会うことも珍しいくらい。遠くから人が近づいてくるのが見えると、ロージーをリードで繋ぐ、そんなことをしていてもまったくOK状態?で、のんびりと草花を眺めたり、空を飛んでいる雲雀を見つけたり、それまでこんなにのんびりゆっくりと散歩をしたことなどなかったので、外に出るのがとっても楽しかった。

<流産>

実は、あーちゃんを妊娠する1年前、94年春に流産を経験した。上記の話しは、その初めての妊娠時の話。

それまで妊娠したら、子供が生れるのは当然、流産等は、ごくまれなものと思っていたので、なんでわたしだけが・・・と、落ち込んでいたわけだが、ちょうどその少し前の時期に2頭めの犬、今のジュピターを予約した時で、初夏には子犬が新しい家族になることが決まっていたこともあって、周りでは「犬なんて飼っているから」「子供もできないうちに2頭も犬を飼おうとするから」・・・等など今までにも増して風当たりが強くなり、わたし自身が流産でかなり落ち込んでいたこともあってこれらの言葉にはずいぶん傷ついたものだ。

早いうちに妊娠がわかったこと、そして流産した時期が多少遅かったこともあり、友人数人にもわたしの妊娠を話していた。落ち込んでいる時に、ある友人がその後の様子を聞くために電話をくれた。そこで流産の話しをするのはつらかったがいつかは言わなくてはならないこと。思いきって話しをしたら、以外な言葉が・・・。実はその友人も流産経験者だったのだ。友人は、妊娠がわかってほんのわずかな期間で流産してしまったために、親も知らないと言っていたが、そこで以外と流産経験者が多いこと、そして不妊治療をしている人の話し等を聞いた。その後も、様子伺いに電話をくれた友人数人に話したが、実は・・・の言葉が何人かの口から聞いた時には本当に驚いた。しかも、1度だけではなく、2、3度という友人、そしてもっと大変な話し等聞いていると、流産が稀ではないことに安心したが、それまでの妊娠というイメージはだいぶ安易なものだったことを初めて知ることとなった。そんなこんなで?ペットを云々の言葉も言われても、ペットがいようがいまいが、いろいろな問題があるのだ、ということがわかり、さほど気にならなくなっていった。そして何より流産した後、1番の気分転換はやはりロージーとの散歩で外に出ること、そして犬仲間と話している時だった。家では、新たにやって来る子犬のことで随分気分も紛れてくれたものだった。

<再び妊娠>

95年2月、妊娠がわかった。

そして、3月の初旬、妊娠3ヶ月の頃。その年のその時期はインフルエンザが大流行をしていた。夫が会社でうつってきたため、抵抗力の落ちているわたしは、見事にうつり、40度の熱に数日襲われた。毎日病院で点滴&内診を受けていたのだが、それでなくても検診時に受ける内診はつらいもの。なのにそれが毎日&熱でフラフラ・・・。幸い、切迫流産等もなく治ってくれたのでよかったのだが、とんでもない日々だった。

前回の妊娠の時はつわりがなかったのだが、インフルエンザが原因か(笑)?つわりが始まった。家の近くに中華店があるため、風向きによっては最悪。そして、自分たちの食事作りもマスクがほしいほどだった。当時、ロージーのごはんは、フードの上にヤサイとササミを煮こんだものを乗せていたのだが、これを煮込んでいる時は、とにかくたまらなかったのを覚えている。ロージーの世話に関して言えば、散歩は気分転換にもなるしよかったのだが、トイレの始末の時の臭いと、このごはんの支度の時は、さすがに憂鬱な気分になった。それでも、気分が悪い時にロージーの相手をしていると気が紛れるせいもあってか、気分的に楽にはなったので、ロージーに文句を言った事はない(笑)

よく、犬は飼い主が妊娠をすると、自然と気を使うようになると聞くが、我が家の2頭の場合、それはないように感じた。まったく何も変わらなかったと思う。とても白状な?2頭だったのだ!?

ペットがいる家庭で妊娠中気をつけたこと、それは何かと、これを書きながらずっと考えていた。ペットがいる家庭というよりも、普通の家庭でもみんながやっていること、手洗い、うがいをすること。規則正しい生活。。。だっただろうか。不思議なもので、妊娠中って、とってもほんわか気分でなんだかとっても幸せ気分になれる。まぁ、わたしの場合、普段もボーッとしているので妊娠中は「のろまなカメ」状態。これはホルモンのバランスなのだろうか?妊娠中だけではなく、いつもあんな気持ちで暮らせたら。。。なんて気分だったことなどを考えると、あまり神経質にあれを気をつけてこれも気をつけなくては!なんて考えず、おおらかに普通に暮らしていくのがいいということなのかもしれない。

<出産>

妊娠中は、ロージーのこともジュピターのことも、まったく心配、不安になったことはなかった。しかし、子供が生れ、実家にしばらく帰ってしまったせいだろうか、それとも事あるごとに、ロージーを外飼いにすることを言われ続けたからであろうか。実家にも庭に犬がいたのだが、それでもやっぱりロージーとジュピターがそばにいないせいか、いろんなことが本当に心配になってきていた。ロージーが何かの拍子で子供を噛んだら。。。ロージーの毛が原因でアトピーや喘息になったら、ジュピターが勢いをつけて子供に飛びついたり踏んづけてしまったら、などなど。。。。

そんな時、某雑誌に連載をしていたNさんとおっしゃる方に思いきって手紙を書いてみた。その方もわたし同様、子供より先に大きな犬を飼っていたこと、子供が生れてからも犬を室内で飼っていたことなどからお話しを伺ってみたかった。手紙を出すと、確かその翌月からだったろうか。。。その方のお子さんが生れた時の経験談等を何回か連載してくれた。そのこともとってもうれしかったのだが、その文章を読んで、本当に元気づけられた、わたしもなんとかなる。一気に不安も心配も飛んで行ってくれた気分だった。その後、お礼の返事を出そう出そうと思いつつ、月日がたってしまい、今だにあの時のお礼を言っていない。当然、このページをNさんが見てくださる可能性も低いわけだが、この場を借りてお礼を言いたいと思います。

不安でいっぱいだったあの当時、思いきってお手紙を出して本当によかったと思いました。お蔭様で無事に乗り切りここまで来ています。その後、Jちゃん同様、我が家のロージーも天国に行ってしまいましたが、ロージーと一緒に生活できたことは子供にとっても楽しく貴重な日々だったと思います。