金春流「道成寺」パーフェクTV放送!

話題の金春流「道成寺」公演は、眼目の「斜入」の鐘入りも見事に決まり、超満員にて終了致しました。
また、2002年2月に、スカイパーフェクTV「伝統文化放送」チャンネルにて当日の録画(狂言、独吟を含む全プログラム)が6回繰り返し放送されました。
今後、皆様からのリクエスト次第で、もう一度、再放送される可能性がございます。
ぜひ、下記の「伝統文化放送」へ、「能の放送を増やして欲しい」等々、リクエストをお寄せ下さい。

伝統文化放送は、毎日、一日中「能」「狂言」「歌舞伎」「文楽」「落語」などばかりを放送している特別なチャンネルで、特に、歌舞伎に関しては松竹との提携により、最新舞台から、昔の名舞台に至る豪華なプログラムが繰り返し放送されています。
能と狂言のプログラムも、最近、充実して参りまして、茂山家の話題の大人数狂言「唐相撲」、久習會公演(荒木亮師「養老」、茂山千之丞師「薬水(養老の替間で、鷺流台本による復活)」)、宝生の能などが放送されています。
具体的な内容は、こちらをご覧下さい。
さて、このチャンネルの試聴には、「スカイパーフェクTV」専用チューナーが必要です。ただし、かつては高価だったのですが今は安くなり、「チューナー&アンテナ・セット」が、取り付け工事費込みで2万円前後(秋葉原で買ってきて自分で取り付ければ1万円前後)となっています。視聴料は、1ヶ月1600円です。
 ご希望の方は、直接「伝統文化放送」 電話 03-3544-1371(担当・前川または東)へ、「学生能楽鑑賞会のホームページを見た」とおっしゃってお問い合わせ下さい。 スカイパーフェクTVには、現在290ものチャンネルがあり、映画好き、演劇好きの人はもちろん、たとえば、大リーグの野球が好きな人は、NHKが放送しないチームの試合を1年中見られるなど、ユニークなチャンネルが目白押しです。詳細は、こちらをご参照下さい。

チラシの写真

呉事務所デザインのチラシ 写真=「道成寺」前シテ・辻井八郎 撮影・森田拾史郎

2001年10月2日(火)午後6時30分開演 会場・宝生能楽堂(東京・水道橋)

狂言「靱猿(うつぼざる)」

茂山千五郎、大蔵吉次郎ほか

能「道成寺(どうじょうじ)」

シテ・佐藤俊之、ワキ・野口能弘、アイ・善竹富太郎・善竹大二郎
後見・金春晃実ほか、鐘後見・本田光洋、地謡・高橋 汎・金春安明ほか
笛・一噌幸弘、小鼓・成田達志、大鼓・白坂信行、太鼓・金春惣右衛門

鐘入り「斜入」のアクロバット!

 学生能楽鑑賞会は、発足当時のスタッフが学生中心であった為「学生」の名を冠しましたが、広く一般の方を対象とした鑑賞会です。そして、第一回以来、最高の配役によるプログラムを、省略のない本格的な形で上演し続けております。同時に、そうした豪華な内容こそ、初めて能や狂言に親しむ方達にとって最良の入門になるという考えから、多くの新しい観客の皆さんと出会って参りました。今回も、当日には、出来るだけ分かりやすい解説パンフレットを配布させて頂きます。
 次回は、奈良から若手のホープ、佐藤俊之師をお招きし、その「道成寺」初挑戦を主催させて頂きます。人気曲であり最大規模の能と言うべき「道成寺」は、何と申しましても、100キロ以上もある重い鐘を落とし、そこにシテが飛び込むという「鐘入り」が眼目ですが、特に金春流には斜入という驚くべき鐘入りのやり方があり、これは、鐘の外から、鐘が落ちる瞬間にシテがジャンプしながら体をひねり込むように鐘の中に飛び込むというアクロバットです。先頃、奈良で「邯鄲」を演じた折、一メートル以上遠くから台へ飛んで寝るという大技を決めた佐藤師であるだけに、すさまじく鮮やかな「鐘入り」が期待されます。(この時の「邯鄲」につき、村上湛氏の批評には「佐藤俊之は美声。他流同輩の中でも一頭地抜けている。(中略)夢醒めの飛び込みは綺麗に決まった。」と書かれました。
 「鐘入り」の直前には、小鼓の秘曲「乱拍子(らんびょうし)」「急ノ舞」といった見せ場がありますが、「道成寺」のもう一人の主役と言うべき、小鼓は、当会でお馴染みの名手、成田達志師に神戸から来演頂きます。
 もともと「道成寺」は金春流の能であり、後シテは金春だけが「赤頭」ですし、他流にはない多くの魅力があり、今回の金春流の総力をあげての「道成寺」にぜひご期待下さい。
 なお、狂言「靱猿」も大名物の大作で、可愛らしい小猿が登場、感動的な物語が見る者の心を打ちます。京都より来演の名手茂山千五郎師の猿引き役が注目です。(狂言「靱猿」のシテは、都合により、当初予告の善竹十郎師から茂山千五郎師に変更になりました。)

メールアドレス登録と次回公演御案内

ホームへ戻る